お年寄りのお金から育児のお金へ

公的年金制度からもらえる児童手当金が子ども一人につき月5000円から→1万円にするという話が、例によって少子化対策のなかで盛り上がっているようです。
私は子どもがいるから、もちろん、もらえるお金が増えるのは単純に嬉しい。
そのためには、2300億円のお金がさらに必要なようですが、どうやらそのお金をお年寄りの医療費負担を増やしたり、扶養家族の用件を厳しくすることでまかなおうとする模様。
「月1万円の補助があるから、子どもが産めるね、子どもを産んでも大丈夫だね」
という思考になるはずないな、と私は思う。
もらえるお金より、持っていかれるお金にみんな敏感だから、お年寄りや無資力の人のためにお金を振り向けたほうが良いのでは。こんな小額の児童手当金を支給するよりも。そうして、本当に困ったときに助けてもらえる制度をととのえてほしい。
行き当たりの政策を打つより、長くこの国で暮らしていけそうだという信頼のほうが大事。