黙っているということ

買ったわけではないのですが、養老さんがまた新書を出していて、立ち読みしてきました。その中に「黙っているやつは馬鹿だと思われる」ということが書いてあって、ああ面白いなと思いました。(養老さんは子供のころ寡黙で、それでお母さんに大丈夫かしら?と心配されたそうです)
うまく話せないと確かに、馬鹿だと思われる風潮はありますよね。話題豊富な人、ブログでたくさん情報を発信できる人、多筆の作家のほうが能力があるように思われてる傾向はあると思います。黙っている人は生きていないかのような変な勘違いもあると思います。mixi疲れもひとつの例ですが、自分が黙っていると無視されてしまうこともわかっているのだと思います。
寡黙な人は馬鹿なわけではないし、情報を発信しなくても死にはしません。恐れずに沈黙していようと思ったしだいです。