オペラ座の怪人

ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」が家にあったので読んでみる。劇団四季がどういうふうに上演しているのか知らないけれど、怪人って顔やら足やら腕(←これはぜひとも「かいな」と読んでください)やらという実体があるものって書いてないんだよなあ。
その点は乙一さんとかに似てるかも。文章のずるさをうまく使っているというか。「オペラ座の怪人」が文章のずるさをうまく使っているのは「そうか」って思うだけなんだけど、2000年代に入った作家が使っていると「いまさら…」と多少胸焼けしてしまう。「シックスセンス」も同じ手法でしたね。「ゴールデンボーイ」もそういえば…?

そういえば、「オペラ座の怪人」の文庫本の裏表紙に●●・チャンドラーって作家名が書いてありました。その人は存じ上げませんが、フレンズに出てくるチャンドラー・ビングが「変な名前だー」ってみんなに言われていて、「ああ変なんだ」と思ってたので引っかかりました。しかし、チャンドラーって姓にも名にも使うんですかね。泉さんみたいなものですかね。